インターロック回路

制御において同時に動作してはいけない回路に採用するのがインターロック回路です。
ある動作が行われているときには、別の動作を行わせない。そのために、動作させたくないリレーのコイルの前にb接点を配置します。

これを双方置くことによりどちらか一方が動いているときには、別の処理を行わせないことができます。

モータの回転方向の制御を行うとき、どちらか一方の回転方向の指示しかしてはいけません。
DCモータやACモータなどの制御は両方の回転方向の指示を与えると、制御回路が短絡してしまいます。
そのため、両方の指示を与えないようにするために、インターロック回路を用います。

無手順シリアル通信のラダーについて(4525)

無手順でのシリアル通信のラダーについてご紹介いたします。
通信プロトコルが自由に変えることができるものなので、多くの機器との通信が可能です。

18F452シリーズのマイコンでライブラリを使用することで行えます。
一般的な機器では、コマンドの終端文字としてCR(0D)LF(0A)がついていることが多いです。
このような機器と接続したり、CRLFを出力してパソコンと接続したりする場合に用います。

回路としては、以下の通りです。

送信するデータを事前にデータレジスタに格納しておき送信コマンド(SROT)を実行します。
K9は送信バイト数、D0は先頭のレジスタ、M11は送信終了フラグです。
送信指令となるM11をONし、SROTコマンドが処理を終了するとM11をOFFにしてくれます。
そのため、M11が送信中には別の送信を行わないように注意が必要です。

次に、連続してシリアルのコマンドを送る方法を紹介します。
連続して、データを送る場合、送信コマンド終了の信号の立下りを利用します。
送信コマンドのリレーがON->OFFになると、次の送信に移ればよいので、その立下り信号をPLF信号で取得します。
その出力信号を次の送信動作の開始接点とします。

HEXファイルのファイル名や製作日時について

以前お問い合わせいただいた内容について記載いたします。
連枝では、作成したHEXファイル名およびmbs作成日時をhexファイルの最後に出力する機能がございます。

HEXファイルを生成したデータの末尾にアスキーコードで文字を書き出しております。

ファイルのバージョン管理等にご利用ください。
以下がその例です。

(例)以下は、ファイル名「test.HEX」で、生成日時は
「2018/04/16 14:06」の末尾の情報です。

5 2 ー t e s t . /
:107FC000350032002D0074006500730074002E002F
.  .  . .  . . . . 1
:107FD0002E002E002E002E002E002E002E002E0031
.  .  . 1  8 0 4 ー cr   
:107FE0002E002E002E0031003800300034002D000D
     1 6  -  1 4  0 6 $
:0E7FF000310036002D00310034003000360024
:020000040030CA
:04000000FFFEF6F811
:08000600FAFFFFFFFFFFFFFFFF
:00000001FF

定周期処理(HIGH幅指定)

定周期処理でワンショットの回路を以前紹介いたしました。
ワンショットでは、プログラムが1スキャン(1巡実行する)時間しかHIGHの出力は出ません。ラダーのリレーのONするだけであればもんだいありませんが、機器に信号を渡すなら時間を指定する必要があります。

100msの周期はT0(100ms)に任せ、HIGH時間をT200(10msタイマー)に任せる方法です。

タイムチャートは以下の通りです。

これを実現しているラダーは以下の通りです。

定周期の処理(ワンショット)

一定時間ごとに1回何か処理をしたいという場合の回路例を紹介いたします。

タイマーを利用して、10msごとに1回とか100msごとに1回、500msごとに1回といったものを作る方法です。

タイマーがカウントアップしてONとなる信号を使用してパルス回路をと思うことが多いと思いますが、カウントアップしたタイマーの接点をそのまま利用してください。この接点が1回処理する信号となります。

一方で、タイマーの接点のb接点をタイマーのコイルの前に入れていただくとタイマーをリセットしますので、再度時間のカウントが始まります。

動作中のリレーがON中、設定時間ごとにパルスを出力する回路が出来上がります。

以下の回路を参考にしてください。

カウンタとタイマを組み合わせた長時間タイマ

連枝を使用して、タイマ・カウンタを活用した長時間タイマの
回路例を掲載いたします。
タイマがカウントアップした回数を数え、所定の回数に
達したら時間経過と判断する回路です。

タイマで測定出る最大時間はCPUにより異なりますが、
25.5秒(100msタイマで255)となります。
そのため、1分や1時間の測定ができません。
これを測定するためには、カウンタで数を数えます。

例えば、10分の計測の場合以下のように考えます。

10分=600秒=25.0秒*24回

これをラダーで実現していただければと思います。
記述のラダーでは、電源ON時または、X0をONすると10分の計測を行います。
X1をONすると、動作が停止します。
T0およびC1で時間を計測し、10分経過するとY3がONします。
ただし、カウントアップ後継続して実行できるようにC1をクリアしています。
もし、10分ごとに何かしなければいけない場合はこの回路をご利用ください。

連枝の動作シミュレーションについて

連枝では、StandardおよびProfessionalのいずれでも、
パソコン上でラダーの動作シミュレーションが行えます。
実機が無くても、ある程度の動作が確認できます。

また、ラダーのプログラムを学習したい方には最適ですので、
この機会にぜひご利用ください。
使い方の動画をYOUTUBEにアップしましたので、ご活用ください。

・連枝のシミュレーション機能について

・動作画面のIOシミュレーション機能について

・動作画面でシミュレーション表示方法の変更

・動作画面で自己保持回路のシミュレーション

・動作画面でフリッカ回路のシミュレーション

販売価格の値引きの変更について

従来までの販売価格の値引きを変更いたします。
皆様にはご理解、ご愛顧いただきますようよろしくお願い申し上げます。

ソフトウェア 従来10% -> 新 5%
ハードウェア 販売実績あり(富士電子様の商品は実績に関係なく) 従来5% -> 新 0%
       販売実績なし 従来5% -> 新 5%

連枝の著作権に関する契約締結いたしました

連枝に関する著作権の契約を締結いたしました。
お客様から権利について質問・ご心配いただいておりました。

契約の締結完了によって、今後は、
CAHから連枝の提供が継続して行います。

皆様のご希望やより多くの方にご利用いただくために、
連枝の多チップ対応化、広報の拡大、IoTデバイスの実現
など図っていきたいと思っております。

ご要望などございましたら、お気軽にお問い合わせフォームなどから
いただけると幸いです。

LadderToolのアプリケーション更新

DIPPLCのラダーを開発するツールの
LadderToolを更新いたしました。
ツールバーが小さいや書き込み作業が面倒な部分が
ありましたので、修正しアップロードいたしました。

また、使用方法となるマニュアルにつきましても、
ご用意できました。サーバーおよびExeファイルの
圧縮部分に組み込んでおります。

ご一読いただければと思います。

DIPPLCのダウンロードサイト