割込み回路1(設計の仕方)

<CPU設定>中の□割込みにチェックを入れると、右端のツールバーが活色化します、それをクリックすると以下左のダイアログボックスが出ます。

(1)タイマ割り込み設定

この場合、タイマ割り込みのみになります。
[新規ラダー]釦のクリックで生成されるテンプレートのラダーは以下のようになります。

左上の接点や、出力Y00については、適当なI/O(又はMリレー)値を入れてください。

左上の接点(又はリレー番号)はタイマ割り込みをオンとします。
(リレー入力の時は接点形状を変更した方がベターです)。

 接点9053以降、[IRET]までの回路を任意に製作します(次章参照)。
(タイマ、カウンタ等の微分命令は使用できません。)
 設定した回数だけ、9053のオン/オフ命令による動作を繰り返します(回数無制限の時は=0を設定します。)

 (2)I/O割り込み設定

割り込みはRB2(X12)ピンを使用します。
[新規ラダー]により以下のテンプレートのラダーができます。

左上の接点や、出力Y00については、適当なI/O(又はMリレー)値を入れてください。

 接点9053以降、[IRET]までの回路を任意に製作します(次章参照)。
(タイマ、カウンタ等の微分命令は使用できません。)

(3)RB2割り込みによるオン/オフタイマ起動回路の設定

RB2の割り込みにより、オンオフタイマが起動します。
[新規ラダー]により以下のテンプレートのラダーができます。

左上の接点や、出力Y00については、適当なI/O(又はMリレー)値を入れてください。
(左上の接点は常時オン接点(M9035)でも可です)

最初のタイマ割り込みの例の1番上の[T0ISTA]命令が、この回路の右上の[INBSTA]命令に変わっていて、それ以外は、同じ回路です。
違うのは、この場合タイマ割り込みがRB2のオン(=0)入力により起動することです。

M9053以降の回路は、最後に[IRET]が入りさえすれば任意です。
但し、微分命令が使用できないのは、他の場合と同じです。

  (4)RB2割り込みによるタイマ起動回路(オン/オフなし)の設定

この場合、タイマのオン/オフはなしで、RB2オンの度にタイマ割り込みが指定の周期で指定の回数だけ発生します。
[新規ラダー]により以下のテンプレートのラダーができます。

  (5)RB2割り込みとタイマ割り込み回路を併用した設定

RB2割り込みと、タイマ割り込みが独立して動作ます。
[新規ラダー]により以下のテンプレートのラダーができます。


左上の接点や、出力Y00については、適当なI/O(又はMリレー)値を入れてください。
これは(1)、(2)の組み合わせで、最大のテンプレートになります。
(左上の接点に、常時オン接点(M9035)が使用できます)。

これは(1)、(2)の組み合わせで、最大のテンプレートになります。

◎これらのテンプレート、最初にプログラムの最終段(ENDの前に)作られます。
(必ず、上のどれかの回路になります)。

  これを任意に接点や関数で改造して作っていきます。
M9053やM9056の割り込みのスタート接点と[IRET]命令以外は任意に回路を組めます。
  (微分命令は不可です。設定画面中に[回数設定]以外にカウント動作をしたい場合は、
INC(インクリメント)命令をD、Cメモリーに使用し、任意の値いとCMP命令とを組み合わせを使用してください。

◎途中で、製作中の回路を大幅修正したい時は、もう一度、原点に帰るために、
もう一度、[新規ラダー]により、同じ回路を製作中の回路の下につくり、
どちらかへのコピー&ペーストで、回路を完成し、片方を削除してください。