PLC-IO86(DIPPLC)の性能仕様

【概要】 TTL入力8点、TTL出力6点(I/O14点)、1チャンネルのTTLシリアル通信ポート とI/Oプログラム制御機能を有するOSで構成されているPICマイコン24ピンDIP化基板です。 搭載OSはTTLレベルのシリアル通信を介した各種コマンドによるI/Oの読出し書込みのほか、 ラダー言語によるプログラミング機能により、各種PIC用コンパイラとPICライターを使用 せずにPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)およびTTLレベルのシリアル通信接続 の汎用デジタルI/Oモジュールとして機能します。(コマンドにより入力2点はアナログ入力に設定可能)

PLC-IO86では、以下の機能が使用できます。

FA 分野に用いられるPLC 用ラダープログラム知識で電子工作や組込機器制御が実現できます。ON/OFF デジタル制御の他、アナログ入力、RC サーボ駆動、PWM 出力もラダー言語でサポート。トランジスタ出力モデルのPLC-IO86C はダイレクトに電磁弁、リレー駆動も可能です。

<注意事項>
また、当方は本機の使用環境・用途における事故・損害に関しては一切の責任を負いませんのでご了承願います。

CPUPIC16F1847(内部クロック32MHz)
プログラム言語リレーシンボル式ラダー言語
プログラム容量512ステップ
シーケンス命令15個
応用命令4個
入力点数8個X00~X07
X04,X05はアナログ入力設定可能
X07はIR入力設定可能
出力点数6個Y00~Y05
Y03,Y04は、RCサーボ、PWM出力に設定可
シリアル通信1チャンネル(プログラム入力,編集用・ダイレクト制御用)9600bps,8bit,start bit 1,stop bit 1,NoParity,XON-XOFF
補助リレー56個M00~M55
特殊リレー8個 M56~M63
M56:常開接点
M57:常閉接点
M58:0.1秒毎オン,オフ(5Hz)
M59:1秒毎オン,オフ(0.5Hz)
M60:CMP命令判定フラグ S>D ON
(CMP,RST命令実行まで前回の値を保持)
M61:CMP命令判定フラグ S=D ON
(CMP,RST命令実行まで前回の値を保持)
M62:CMP命令判定フラグ S<D ON
(CMP,RST命令実行まで前回の値を保持)
SM63:プログラム起動イニシャルパルス
タイマ32個T00~T31
T00~T23 定数Kは100ms設定
T24~T31は10ms設定
カウンタ8個C00~C07
定数K 10進数(0~32767)
データレジスタ8個 D00~D07(16bit) 
特殊レジスタ5個 D03,D04,D05,D06,D07(16bit)
D03X07から取り込まれたIRのコード値
D04Y03の出力ON幅を表す値
D05Y04の出力ON幅を表す値
D06X04のAD入力値
分解能10bit(0~1023 デフォルトの場合) 0~5V(VDD値)
D07X05のAD入力値
分解能10bit(0~1023 デフォルトの場合) 0~5V(VDD値)

※データレジスタは、特殊レジスタを未使用時の範囲です。特殊レジスタとして使用する場合は、当該特殊レジスタとして使用されます。

※ プログラムの書き換え回数について
 DIPPLCのラダープログラムはCPU内蔵のフラッシュROMエリアを使用しているためラダー編集回数に寿命がありますが、編集方法によって編集回数は変動します。参考として、PIC16F1847のフラッシュROMの書き換えは10,000,000回以下です。