PIC16F88では、停電しても記憶しておくためのレジスタが存在します。
CPUの関係で、このレジスタはビット単位でアクセスするL0~L47と
なっています。
通常のラダーでは、L0~L47はビット単位ですので、ワード値の
停電保持はできません。
そのことから、ラダーを工夫して、ワード値の停電保持をご紹介いたします。
ポイントは以下の通りです。
1.起動時1スキャンリレーを使用し、退避していたL0~L15のデータをD0に転送する。
2.D0が変わった信号を使用し、D0と共にL0~L15にデータを格納する。
サンプルのラダーでは、X0をカウントを増やす接点とし、そのカウント値を停電保持リレーに記憶するものです。